東京クラシックス読書会

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レポート:12/12(水)ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』

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2012年12月12日(水)19:00~21:00 テーマ読書「空想旅行」(2)
■課題本:ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』(角川文庫ほか)
■参加者:5名(司会・JONYさんをのぞく)
■担当司会:ゲンツ

■内容としては・・・

今回もいつもどおり、ひととおり全体的な感想をうかがった後は、以下のお題に沿って進行しました。

(1)物語中盤でチェシャーネコが「ここじゃあ、みんな気がくるっているんだ」(p.88)と言いますが、どのように「気がくるっている」のか?

→不思議の国の「狂いっぷり」について、さまざまな意見がとびかった。おとぎの国さながらで楽しそうという意見、少女アリスの内面を映し出しているという意見、論理の通じない不気味な世界という意見…。

(2)なぜ、「不思議の国」は子供にしか見えないのか?

→参加者が自分の「子供」時代に思いをめぐらせ、やはり、「子供」にしか見えないものがあるという点で一致。アリスさながらの空想(妄想?)を披瀝する参加者、雲への見方が大人と子供では異なると語る参加者など、興味は尽きなかった。世界を理解するための道具である「論理」や「意味」が、逆に、目隠しにもなりうるということなのかもしれない。

(3)なにがでてくるか、当日のお楽しみ!

→司会が持参した、キャロルお手製の問題(なぞなぞ、ダブレット)を解く。司会自身はこうしたゲームがとても苦手なので、さらりと解いてゆく参加者には脱帽。みなさんには「不思議の国」市民の資格十分ということか。

■全体の雰囲気
さすがに有名作品だけあって、初参加の方3名、リピーター2名と大盛況でした。『不思議の国のアリス』ほどに多く邦訳されている海外文学はありません。実際に、参加者が各自もちよった翻訳はバラバラでした。教訓や常識に縛られない「不思議の国」を理解するのは並大抵のことではありませんが、どうやら、子供と接したり、自分の子供時代を思い出すことがてがかりとなりそうです。同じ空想癖にしても、少年と少女とでは少しちがってくるのではないかという問題、「不思議の国」をこれほど巧みに表現するキャロルの個性など、興味は尽きません。

今回もお忙しい中、ご参加いただき、本当にありがとうございました。

(ゲンツ)

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