東京クラシックス読書会

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レポート:3/21(木)特別企画:「レ・ミゼラブル」を語る会

『レ・ミゼラブル』

2013年3月21日(木)19:30~21:00
■特別企画:「レ・ミゼラブル」を語る会
■参加者:2名(司会・JONYさんをのぞく)
■担当司会:ゲンツ

■内容としては・・・

今回もいつもどおり、事前に発表した「お題」を軸に進行した。

(1)お気に入りの登場人物とその理由

「レ・ミゼラブル」の魅力のひとつは、言うまでもなく、強烈な個性をもつ登場人物にある。ジャン・バルジャンやジャベール、フォンテーヌといった主役級から、修道女や革命家のような脇役にいたるまで、これほど印象に残る人物造形は滅多にない。本作のような大長編においては、繊細な心理描写などはむしろ邪魔である。思い切って、登場人物の性格を類型化し、それを舞台の上で縦横無尽に活躍させたのは大正解であった。
 参加者の人気投票では、やはりジャン・バルジャンが圧倒的大人気。ジャベール・ファンの司会は肩身が狭い。

(2)「レ・ミゼラブル」がこれほど人気作となった理由

おそらく、「レ・ミゼラブル」ほどに通読されることが少なくて、だが、あらすじや登場人物が知られている作品も珍しい。翻訳はもちろんのこと、縮冊版や簡略版がいくつも出回っているし、ミュージカル化され、また幾度も映画化されている。この人気の秘密は、いったい、どこにあるのか。娯楽作品としての完璧なできばえ(親しみやすい登場人物、緊迫した時代背景、劇的な展開と構成)、豊富なエピソードを含めために単一の筋に回収されない、勧善懲悪的な世界観などの理由が、参加者から挙げられた。


■全体の雰囲気

急なキャンセルなどが重なってしまい、知名度の高い作品の割には、思いのほか参加人数が少ない会となりました。それでも、「レ・ミゼラブル」という作品の底力か、名場面や登場人物をめぐって会話はとても盛り上がりました。しかも、参加者の誰ひとりとして原作の通読経験がないというのが、面白い。原作者ユゴーの筆力はもちろんですが、原作の魅力を伝えるために工夫を重ねてきた、編集者、舞台作家、映画監督たちによってこそ、本作の人気は支えられているのかもしれません。

今回もお忙しい中、ご参加いただきまして、本当にありがとうございました。


(ゲンツ)

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