東京クラシックス読書会

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レポート:4/2(水)森鴎外「安井夫人」

『森鴎外全集・5』

2014年4月2日(水)19:30~21:00
■森鴎外「安井夫人」(ちくま文庫ほか)
■参加者:9名
■担当司会:ゲンツ

■内容としては・・・
森鴎外は夏目漱石とならぶ近代日本文学の双璧として有名ですが、そのわりには、あまり読まれていないのではないでしょうか。今回も、教科書で「舞姫」を読んで、それっきりという方がほとんどでした。最初期の作品である「舞姫」では、主人公の懊悩がじっくりと描かれるのに対して、中期以降の歴史小説では、極端に心理描写が排されています。本作の筋も、ごくありふれた見合い結婚の話です。唯一のポイントは、みなが振り向く美人が稀代の醜男に嫁ぐという点です。なぜ、彼女は彼の妻になることを決意したのか、恋愛感情はあったのか、彼の心境は、彼女の人物像は、など、30ページほどの小編ながら、話題は尽きませんでした。心理描写を排しているがゆえに、読者が多くを推量して楽しむことができるということなのかもしれません。鴎外については、別の機会にも取り上げたいと思います。


今回もお忙しい中、ご参加いただきまして、本当にありがとうございました。

(ゲンツ)

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