東京クラシックス読書会

東京・半蔵門で、文学作品を味わう読書会です

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レポート:7/16(水)田山花袋『蒲団』

田山花袋『蒲団』

2014月7月16日(水)19:30~21:00
■田山花袋『蒲団』(新潮文庫ほか)
■参加者:8名
■担当司会:ゲンツ

■内容としては・・・

あたりまえのようですが、読書会とは、ひとつの本について参加者全員で話しあう会です。自室に閉じこもる読書とは違います。だから、ひとりで読むと引き込まれる作品なのに、読書会であつかうと、どうも盛りあがりに欠けるということは、よくあります。逆に、完成度の低い作品でも読書会では大盛りあがり。こういうことも、よくあります。今回の『蒲団』は後者の典型です。鳴かず飛ばずの中年作家の、美しい女弟子への妄想悶々日記とでもいうべき本作は、文学史上、古臭い「自然主義」「私小説」の元祖として位置づけられてきました。しかし、読書会で語りはじめるや、そうした教科書的図式はふきとんでしまいます。登場人物の人柄、置かれた立場、家族と恋愛、語りの視点など、話題は尽きませんでした。無能で小心な中年男の愚痴とみるか、「真実の愛」と「世間」の狭間でなやむ新知識人の告白とみるか。読書会で読む私小説ほど、面白いものはない。私小説嫌いの筆者の感想です。


今回もお忙しい中、ご参加いただきまして、本当にありがとうございました。


(ゲンツ)

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