東京クラシックス読書会

東京・半蔵門で、文学作品を味わう読書会です

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流会のお知らせ:2/5(木)クライスト「決闘」

いつも東京クラシックス読書会を応援していただき、ありがとうございます。

天気予報によると、2/5(木)の夕方から夜にかけて雪が降り、交通機関に影響が出るとのことでした。遠方からご参加いただいている方も多いので、大事をとって、クライスト「決闘」の読書会は流会とさせていただきました。
幹事としても大変不本意ではありますが、どうぞご了承ください。

クライスト「決闘」の読書会は、また機会を改め、お知らせしたいと思います。
それでは、今後とも東京クラシックス読書会をよろしくお願いいたします。

レポート:1/16(金)バルザック「ゴプセック」

バルザック『ゴプセック・毬打つ猫の店』

2015月1月16日(金)19:30~21:00
■バルザック『ゴプセック』(岩波文庫)
■参加者:6名
■担当司会:ゲンツ

■内容としては・・・

今年はじめの読書会は、以前にも『ゴリオ爺さん』でとりあげた、バルザックの短編「ゴプセック」です。西洋文学で「高利貸し」といえば、下賤な守銭奴というイメージが定番です。ところが、バルザックはその高利貸しであるゴプセックを、なんとも魅力的な主人公に仕立て上げています。ゴプセックは、金銭を社会をめぐる血流、すなわち生命線として理解します。金儲けによって他の欲望を実現するというのではなく、金銭を得ることは、彼の肥大した権力欲を満足させるものなのです。このシニカルで貪欲で、しかし、どこかストイックな高利貸しを、駆け出し弁護士の視点から語るという手法も面白いです。参加者の多くの方が、リアリズムに徹したデフォルメともいうべきバルザックの人物描写に感心していました。バルザックはまた機会があれば、とりあげてみたいですね。



(ゲンツ)

2/20(金)プルタルコス「似て非なる友について」

プルタルコス『似て非なる友について』

みなさん、こんにちは!


2月第2回目の課題本は、古代ギリシアの賢人プルタルコスの友情論です。

プルタルコスは古代の偉人たちの膨大な伝記集『対比列伝』の著者としても有名です。彼はとにかくよく書きました。
古代作家のなかでも屈指の執筆量と思われます。しかも、話題がとにかく豊富で人生のありとあらゆる主題について語っています。堅苦しく冷たい哲学的議論とは異なり、彼のスタイルは柔軟かつ洒脱で談論風発、作品を読んでいるとあたかも酒を酌み交わしながら人生相談をしている気分になります。訳者がいうように、「常識が羽織をはおったような人」というのは言い得て妙です。


さて、今回取り上げるのはその中の友情に関するエッセイです。
どんな人でも一人や二人は友達をもった経験があるものです。しかし、長続きし、心から信頼しあい、お互いに助け合える友人関係のなんと稀なことか。仲良しごっこを超えた友情には、誰しも憧れたことがあるのではないでしょうか。そこでプルタルコスは若き後進のために、真の友情の見分け方を教えてくれます。とりわけ、こんな奴には要注意という「似て非なる友」の避け方を教えてくれます。
彼のアドバイスを実行するも、突っ込むのもあなた次第。

あなたの「親友」の、あの人は大丈夫ですか?



※本書は予備知識がなくとも十分にお楽しみいただけます。背景知識等については、司会が適宜解説しますので、気軽にご参加ください。

※課題部分は、「似て非なる友について」(文庫本で80ページほど)のみとなります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


○日時

2015年2月20日(金)  19:30 ~ 21:00

定員:8名(幹事、JONYさん除く)

※最小決行人数は、2名(幹事、JONYさん除く)です。開催1週間前になっても、最少決行人数に満たない場合、流会にさせていただきますので、ご了承ください。


○場所

東京都千代田区平河町2-2-5
カフェバーきよの (店内 禁煙)
03-5212-4146
(半蔵門駅 麹町駅 永田町駅各徒歩5~6分)
http://goo.gl/CYbgq
※メンバーのJONYさんのお店です
ちょっと分かりづらいところにありますので、迷った時にはお店に電話してください。

○参加費

1000円(参加費+飲み物代)

お食事をご希望の方はコメント欄でお申し込みください(別途500円。内容はお任せ願います)。

お土産について:読書会中に皆でつまめる菓子、果物などのお土産は歓迎です。なお飲み物のお土産はご遠慮ください。(CafeBarKIYONOは飲食店です。お食事・飲料の持ち込みはできません。)



○課題図書

プルタルコス「似て非なる友について」

プルタルコス『似て非なる友について』(岩波文庫)所収


司会:ゲンツ


【紹介】
これみよがしのおべっか使いが相手なら話は単純だ。本当に厄介なのは、見え透いたやり口は使わずにすり寄ってくる連中である。ではどうすればこの手合いを真の友人から見分けられるか?こう説き起こしてプルタルコスは彼らの手口のあの手この手を実例をあげて紹介する。よく人間を知る者ならではの観察眼がひかるエッセイ4篇。

【参加の申し込み】

①まず、紹介文「東京クラシックス読書会について」をよくお読みください。

②募集状況(コメント欄をご覧ください)をご確認ください。

③hanzoumon_classics0808【アットマーク】yahoo.co.jp宛に、参加申し込みのメールをお願いいたします。

※【アットマーク】を@に書き換えてください

※mixiにも当会のコミュニティページがありますので、そちらから申し込んでいただいても結構です。また、当会は、読書会紹介ホームページ「reading circle.com」にも登録・紹介されています

2/5(木)クライスト「決闘」

クライスト『チリの地震』

みなさん、こんにちは!


2月第1回目の課題本は、以前にもとりあげた、ドイツの作家クライストの短編「決闘」です。


かつて中世ヨーロッパには、裁判の形式のひとつとして「決闘裁判」なるものがありました。ふつうの裁判では原告と被告が弁論によって主張を戦わせますが、これは読んで字のごとく、神の前で宣誓をしたうえで一騎打ちの決闘をおこない、その勝敗で裁判を決するというものです。騎士同士の正々堂々の決闘の結果は、神の裁定であるがゆえに真実を明かすとされたようです。

しかし、実際には本当の悪人が決闘に勝って、無罪放免となることも少なくなかったのでは?
こうした視点からクライストは、ある決闘裁判をめぐる人間模様をとらえます。

前回取り上げた「チリの地震」では自然の摂理と人間の情念との対立を描いたクライストですが、本作でも、罪と罰、偶然と運命、人間と神との極限の緊張関係が劇的にうかびあがります。

そんじょそこらのホラーなどおよびもつかない、真綿で首を絞められるような不気味さがこの作品にはあります。




※本書は予備知識がなくとも十分にお楽しみいただけます。背景知識等については、司会が適宜解説しますので、気軽にご参加ください。

※課題部分は、「決闘」(文庫本で80ページほど)のみとなります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


○日時

2015年2月5日(木)  19:30 ~ 21:00

定員:8名(幹事、JONYさん除く)

※最小決行人数は、2名(幹事、JONYさん除く)です。開催1週間前になっても、最少決行人数に満たない場合、流会にさせていただきますので、ご了承ください。


○場所

東京都千代田区平河町2-2-5
カフェバーきよの (店内 禁煙)
03-5212-4146
(半蔵門駅 麹町駅 永田町駅各徒歩5~6分)
http://goo.gl/CYbgq
※メンバーのJONYさんのお店です
ちょっと分かりづらいところにありますので、迷った時にはお店に電話してください。

○参加費

1000円(参加費+飲み物代)

お食事をご希望の方はコメント欄でお申し込みください(別途500円。内容はお任せ願います)。

お土産について:読書会中に皆でつまめる菓子、果物などのお土産は歓迎です。なお飲み物のお土産はご遠慮ください。(CafeBarKIYONOは飲食店です。お食事・飲料の持ち込みはできません。)



○課題図書

クライスト「決闘」

※クライスト『チリの地震:クライスト短編集』(河出文庫)所収



司会:ゲンツ

【参加の申し込み】

①まず、紹介文「東京クラシックス読書会について」をよくお読みください。

②募集状況(コメント欄をご覧ください)をご確認ください。

③hanzoumon_classics0808【アットマーク】yahoo.co.jp宛に、参加申し込みのメールをお願いいたします。

※【アットマーク】を@に書き換えてください

※mixiにも当会のコミュニティページがありますので、そちらから申し込んでいただいても結構です。また、当会は、読書会紹介ホームページ「reading circle.com」にも登録・紹介されています

レポート:12/19(金)ホメロス『オデュッセイア』

ホメロス『オデュッセイア』(上)
ホメロス『オデュッセイア』(下)

2014月12月19日(金)19:30~21:00
■ホメロス『オデュッセイア』(岩波文庫)
■参加者:9名
■担当司会:ゲンツ

■内容としては・・・

今年最後の読書会の課題本は、ついに古典中の古典というべき、ギリシア叙事詩の祖ホメロスの『オデュッセイア』となりました。聞きなれない古代の神々や地名に面喰らったのか、リタイアの方も多かったのですが、すんなり作品世界に入り込めたという参加者も少なからずでした。のちの聖書のような説教ではなく、ホメロスの叙事詩は、英雄と神々が入り乱れる物語です。とりわけ、その人物造形は他の追随を許しません。『オデュッセイア』というと、セイレーンや魔女が登場するファンタジーというイメージが強いですが、参加者のほとんどが、故郷への帰還とワル貴族の成敗をあつかう後半が気に入ったというのは意外でした。前作『イリアス』で活躍する英雄たちが懐かしい顔を見せてくれるという理由から、個人的には前半が気に入っています。また、端々にあらわれるホメロスの人間観察に興味を惹かれる方もいました。


それでは、本年も当読書会を応援していただき、本当にありがとうございました!
来年もどうぞよろしくお願いいたします。


(ゲンツ)

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